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「大人かわいい」インスタデザインの作り方|配色・フォント・余白の3ルール

大人かわいいインスタデザインの作り方を配色・フォント・余白の3ルールで解説

「かわいくしたいのに、なんだか子どもっぽくなる」
「おしゃれに寄せたら、今度は冷たく見える」

インスタの投稿デザインを作っていて、この2つの間を行ったり来たりしたことはないでしょうか。

こんにちは、ソンイです。株式会社FILLMANでデザイン制作をしています(制作実績は1,000件以上)。Instagramでは「Canvaで作る大人かわいいインスタデザイン」を発信していて、インスタデザイン講座も運営しています。

「大人かわいい」は、私がずっと軸にしてきた言葉です。ただ、これをセンスの話だと思っている人がとても多い

実際は違います。大人かわいいは、再現できるルールの集まりです。

この記事では、そのルールを配色・フォント・余白の3つに絞ってお話しします。抽象論では終わらせず、数値とフォント名まで具体的に書きます。読み終わったら、今日の投稿からそのまま試せるはずです。

目次

そもそも「大人かわいい」とは何か

大人かわいいデザインの位置を、かわいい・かっこいいと大人っぽい・子どもっぽいの4象限で整理したマップ

デザインの印象は、2つの軸で整理できます。

  • 横軸:かわいい ⇔ かっこいい
  • 縦軸:子どもっぽい ⇔ 大人っぽい

この4つの部屋のうち、「大人かわいい」はかわいい寄り × 大人っぽい寄りの1部屋だけを指します。

ここで多くの人がつまずくのが、「かわいい」を足そうとして、下の部屋(子どもっぽい)に落ちてしまうことです。ピンクを濃くする、丸い文字にする、飾りを増やす——ひとつずつは間違っていないのに、全部やると一気に子ども向けの雰囲気になります。

大人かわいいの作り方は、順番が逆です。

まず大人っぽさで土台を作り、そこにかわいさを「少しだけ残す」。

この記事の3つのルールは、すべてこの原則の言い換えです。配色も、フォントも、余白も、やっていることは「大人っぽい土台づくり」です。

ルール1|配色は「増やさない」「弱める」

大人かわいいが崩れる原因の8割は、色にあります。逆にいえば、色さえ整えば、多少レイアウトが粗くても成立します。

おしゃれなインスタデザインの配色を70対25対5に分け、ピンクの彩度80%と35%を比較した作り方の図解

色は3色まで。比率は70:25:5

使う色は3色に絞り、面積の比率を決めます。

  • ベースカラー 70%……背景。白〜オフホワイト、または極淡いベージュ
  • メインカラー 25%……見出し・帯・図形など、印象を決める色
  • アクセントカラー 5%……数字や強調の一言だけに使う色

大人かわいいの場合は、ベースを白〜オフホワイトに固定すると安定します。背景に色を敷きたくなったら、彩度の低いベージュやグレージュにとどめてください。背景が強いと、その時点で「にぎやか」の方向に振れます。

「かわいい」は彩度ではなく色相で出す

ここが一番の分かれ目です。

ピンクを使うと子どもっぽくなるのではありません。彩度の高いピンクが子どもっぽいのです。

同じピンクでも、彩度を落とした「くすみピンク」にすると、色相はかわいいまま、印象だけが大人になります。つまり、

  • かわいさ = 色相(ピンク・ベージュ・くすみオレンジなど暖色寄り)で出す
  • 大人っぽさ = 彩度を下げる・明度を上げることで出す

数値でいうと、彩度20〜45%/明度80〜95%が大人かわいいの居場所です。Canvaならカラーピッカーの中の「S(彩度)」のスライダーを下げるだけ。既存のかわいい配色も、彩度を下げるだけで一段階大人になります。

そのまま使える配色3パターン

名前ベース(70%)メイン(25%)アクセント(5%)向いている発信
グレージュ×くすみピンク#FAF7F5#D9BFB7#A9748A美容・サロン・女性向け講座
ミルク×くすみブルー#FBFAF7#AFC0CB#6E8494学び系・お役立ち・清潔感重視
アイボリー×テラコッタ#FAF6EF#D8A98C#8C5E4A暮らし・ハンドメイド・カフェ

どれも「ベースは限りなく白に近い/メインは彩度低め/アクセントだけ少し濃い」という同じ構造です。迷ったら1行目をそのまま使ってください。

やりがちなNG

  • 白背景に、原色のピンク+原色のイエロー+黒
  • ブランドカラーのほかに、素材のイラストの色がそのまま4色目・5色目になっている
  • 強調したいところが多すぎて、アクセントカラーが画面の30%を占めている

アクセントは5%だから効く色です。使う場所が増えた時点で、それはもうアクセントではありません。

ルール2|フォントは「形」ではなく「細さ」でかわいくする

大人かわいいデザインを作る明朝体と細ゴシックの組み合わせを、丸ゴシック・太字・縁取りの例と比較

丸ゴシックは、かわいいけれど幼い

かわいくしたいときに丸ゴシック(丸みのある書体)を選ぶ方は多いのですが、丸ゴシックは同時に「子ども向け」の記号としても強く働きます。保育園のおたより、お子さま向け商品——見慣れた文脈がそのまま引っ張られてきます。

大人かわいいで使うのは、明朝体細いゴシックの2つです。

  • 明朝体……縦横の太さの差と、はらいの余韻が「上品さ」を作る
  • 細いゴシック……主張がなく、読みやすい。文章を静かに支える

見出しは明朝、本文は細ゴシック

いちばん外さない組み合わせがこれです。見出しで品を作り、本文で読みやすさを担保する。逆(見出しを太いゴシック、本文を明朝)にすると、力強さが出すぎるか、読みづらくなります。

Canvaで使える日本語フォントの早見表

用途フォント名印象
見出し(王道)貂明朝上品・やわらかい和の余韻
見出し(繊細に)Zen Old Mincho線が細く、静かで上質
見出し(読ませたい時)Shippori Mincho明朝だが可読性が高い
本文(標準)Noto Sans JP(Light / Regular)ニュートラルでクセがない
本文(やわらかく)Zen Kaku Gothic New素直でやさしい
数字・英字のあしらいCormorant Garamond / Josefin Sans抜け感が出る

※フォントのラインナップは変更されることがあります。

ジャンプ率は「低め」にする

見出しと本文の文字サイズの差をジャンプ率といいます。

差が大きいほど、元気でにぎやかな印象になります。チラシの「激安!」が大きいのはこのためです。大人かわいいでは逆に、ジャンプ率を低くします。目安は見出し=本文の1.5〜2倍まで

あわせて、文字間(字送り)を少し広げると、それだけで品が出ます。Canvaの「文字間隔」で+20〜60程度。これは費用対効果がとても高いので、ひとつだけ試すならここをおすすめします。

フォントは1枚2種類まで

3種類以上を混ぜると、統一感はほぼ確実に壊れます。使うのは見出し用と本文用の2つまで。変化をつけたいときは書体を増やすのではなく、太さ(Light / Regular / Bold)とサイズで差をつける

そして、縁取り・影・グラデーション文字は使わない。この3つは大人かわいいと相性が悪く、1つ入るだけで印象がポップ側に倒れます。

ルール3|余白は「作る」のではなく「減らした結果」生まれる

大人かわいいインスタデザインの余白の作り方を、要素を減らした例と外側8%・行間1.5〜1.8倍の目安で解説

「余白を取りましょう」と言われても取れない——理由はシンプルで、情報を詰め込みすぎているからです。余白は置くものではなく、要素を減らすと勝手に生まれます。

1枚1メッセージ

インスタのカルーセルは複数枚使えます。1枚に3つ入れるくらいなら、3枚に分けてください。読者は1枚あたり1秒も見ていません。1枚で伝わるのは、多くて1つです。

守るべき数字

  • 外側の余白……画像の短辺の8%以上(1080pxなら約86px)。文字を天地左右いっぱいまで置かない
  • 行間……文字サイズの1.5〜1.8倍(Canvaの「行間」を1.5〜1.8に)
  • 要素どうしの間隔……関係が近いものは近く、違うグループは離す。見出しと本文の間より、前の段落との間を広く取る

この3つだけでも、ほとんどの「なんとなく素人っぽい」は消えます。

余白は、そのまま「品」になる

思い出してほしいのが、高級ブランドの広告です。情報は驚くほど少なく、余白が広い。あれは手を抜いているのではなく、余白そのものが「余裕」の記号として働いています。

情報を減らすのは怖いと思います。でも、詰め込んだところで読まれないのなら、減らして1つを届けたほうが結果は出ます。

「大人かわいい」が崩れる5つのNG

最後に、投稿を出す前のチェックリストです。1つでも当てはまったら、そこが原因です。

  1. 色が4色以上入っている
  2. 彩度の高い色(原色)が使われている
  3. 丸ゴシック+太字+縁取り、を同時にやっている
  4. フォントが3種類以上ある
  5. 文字が画像の端ギリギリまで来ている

迷ったときは、足すのではなく引く。大人かわいいは、足し算ではなく引き算で作ります。

まとめ:3つのルールだけ覚えて帰る

ルール覚えること
配色3色・70:25:5・彩度20〜45%/ベースは白〜オフホワイト
フォント明朝×細ゴシック・2種類まで・ジャンプ率1.5〜2倍・文字間+20〜60
余白1枚1メッセージ・外側は短辺の8%以上・行間1.5〜1.8倍

正直に言うと、私も最初はまったくできていませんでした。

「かわいくしなきゃ」と思うほど、色を足して、飾りを足して、伝えたいことも全部載せて。出来上がった投稿は、自分でも見返す気になれないくらいうるさいものでした。

変わったのは、足すのをやめてからです。色を1色減らす、文字を1行削る、飾りを1個消す。それだけで、不思議とちゃんと「かわいい」が残りました。

センスがなくて自信がない——そう思っている方ほど、この3つのルールは効きます。センスは、ルールを守り続けた先に、あとから身につくものだと思っています。

実際の作り方は、Instagramで紹介しています

この記事では「なぜそうするのか」を中心にお話ししました。ただ、配色や余白は、実際のデザインを見比べるのがいちばん早い部分でもあります。

Instagram(@_ulidesign_)では、実際の作例を見せながら、大人かわいいインスタデザインの作り方を発信しています。保存しておけば、作りながら見返せます。

私が運営しているインスタデザイン講座「Insta Design Right」では、この3つのルールを自分のアカウントに当てはめるところまで一緒にやっています。「ルールは分かったけれど、自分の発信だとどうすればいいのか」で止まってしまう方は、のぞいてみてください。

この記事を書いた人
ソンイソンイWEB&グラフィックデザイナー

株式会社FILLMAN 代表取締役
東京都在住
WEB&グラフィックデザイナー
制作実績1000件以上
SNS総フォロワー数5万人超
オンライン講座「Insta Design Right」主宰(受講生230名超え)
デザイナー向けビジネス講座
「デザイナーブランディング講座」主宰

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