「今のインスタは、リールじゃないと伸びないって本当?」
「撮影も動画編集も大変で、リールが続かない…」
こんにちは、ソンイです。Canvaで作るインスタデザインの講座を主宰しながら、Instagramで発信を続けています。
ここ数年、「インスタはリール一強」という声をよく耳にします。たしかにリールは、フォロワー以外の人に届きやすい投稿です。でも、だからといってフィード投稿(写真・カルーセル)に可能性がなくなったわけではありません。
この記事では、Instagram公式の発表や、Instagramの責任者アダム・モセリ氏の発言をもとに、
- フィード投稿がフォロワー以外にも届く仕組み
- カルーセル投稿が見直されている3つの理由
- フィード投稿で伸ばすためのデザインのコツ
の順番でまとめます。「リールが苦手だから、インスタはもう無理かも」と思っている方にこそ、読んでほしい内容です。
「リール一強」と言われてきた理由
まず、なぜ「リールじゃないと伸びない」と言われてきたのかを整理しておきます。
Instagramの公式解説によると、リールタブに表示される投稿の大半は、フォローしていないアカウントのものです。リールは、はじめから「まだ出会っていない人に届ける」場所として作られています。
一方で、フィード(ホーム画面)は、フォローしている人の投稿が中心の場所です。そのため、「フォロワーを増やしたいならリール」という考え方が広まりました。
この考え方は、まちがいではありません。ただ、ここ1〜2年の公式発表を見ていくと、フィード投稿にもフォロワー以外に届くチャンスが増えていることが分かります。
フィード投稿もフォロワー以外に届く仕組み

フィードにも「おすすめ投稿」が混ざっている
Instagramの公式解説では、フィードにはフォローしているアカウントの投稿に加えて、興味を持ちそうなフォロー外のアカウントの投稿も表示されると説明されています。
つまり、フィード投稿も「フォロワーにしか届かない投稿」ではありません。反応がよければ、フォローしていない人のフィードにも「おすすめ」として表示される可能性があります。
発見タブでは「保存」も見られている
虫めがねマークの「発見タブ」も、主にフォローしていないアカウントの投稿が表示される場所です。公式解説では、発見タブで重視される行動として「いいね・保存・シェア」が挙げられています。
写真やカルーセル投稿も、発見タブに表示される対象です。保存したくなる投稿は、フォロワー以外の人に見つけてもらう入口になります。
写真・カルーセルも「おすすめ」の対象として扱われている
2026年4月30日、Instagramは「オリジナルではないコンテンツを主に投稿するアカウントは、おすすめに表示されなくなる」というルールを、リールだけでなく写真とカルーセル投稿にも広げると発表しました。
これは裏を返すと、写真やカルーセルも、フォロワー以外への「おすすめ」に表示される投稿として扱われているということです。そして、自分で撮った写真や、自分でデザインした投稿は、オリジナルとして評価される側に入ります。
Canvaで自分の言葉とデザインで投稿を作っている方は、ここで不利になる心配はありません。
カルーセル投稿が見直されている3つの理由

複数枚の画像をスワイプして見る「カルーセル投稿」には、リールにはない強みがあります。
理由1|スルーされても、2枚目からもう一度表示されることがある
モセリ氏は、カルーセルを見た人がスワイプせずに通り過ぎた場合、2枚目の画像に切り替えて、もう一度表示することがよくあると話しています(2024年10月)。
1枚目で興味を持ってもらえなくても、2枚目でもう一度チャンスがあるということです。リールや1枚だけの投稿にはない、カルーセルならではの仕組みです。
理由2|音楽をつけると、リールタブにも表示されることがある
2024年10月、Instagramは音楽をつけたカルーセルや写真の投稿が、リールタブにも表示される対象になると発表しました。
撮影や動画編集をしなくても、カルーセルに音楽をつけるだけで、リールと同じ場所に並ぶチャンスがあるのは大きなポイントです。ただし、「対象になる」であって「必ず表示される」わけではありません。表示のチャンスが1つ増えるくらいの気持ちで、活用してみてください。
理由3|「保存」「シェア」されやすい
カルーセルは、手順やまとめなど、あとで見返したい情報を整理して伝えるのが得意な形です。
たとえば「◯◯駅周辺のおすすめカフェ10選」のような投稿は、その場で読み切るより、保存してあとで見返したくなりますよね。保存やシェアは、Instagramが「役に立った」と判断する大事な反応です。
リールとフィード投稿の違い
| リール | フィード投稿(カルーセル) | |
|---|---|---|
| 主に届く人 | フォロワー以外が中心 | フォロワー中心+おすすめ・発見タブ |
| 得意なこと | 新しい人に見つけてもらう | 情報を整理して伝える・保存される |
| 作るのに必要なもの | 撮影・動画編集 | デザイン(Canvaで作れる) |
| 2回目のチャンス | なし | スワイプされなければ2枚目から再表示されることがある |
| 音楽 | つけられる | つけるとリールタブにも表示される対象に |
どちらが正解、ということではありません。役割がちがうので、自分に合ったほうを軸にすればいいんです。
フィード投稿で伸ばすためのデザインのコツ

ここからは、公式情報をふまえて、カルーセル投稿を作るときに意識したいポイントをまとめます。
① 1枚目は「指を止める」表紙にする
1枚目は、スクロールしている指を止めるための1枚です。伝えたいことを1つにしぼり、タイトルを一番大きくしましょう。文字を詰め込みすぎず、余白をあけるのが基本です。
② 2枚目は「もう1つの表紙」として作る
スワイプされなかったカルーセルは、2枚目から再表示されることがあります。2枚目だけを見た人にも、何の投稿か伝わるように作っておきましょう。
1枚目と同じような画像を2枚目に置くと、せっかくの2回目のチャンスが活かせません。2枚目には、1枚目とちがう角度の「見出し」や「結論」を置くのがおすすめです。
③ 中身は「1枚1メッセージ」で
2枚目以降は、1枚に伝えることは1つにしてページを分けます。色・フォント・文字の位置をそろえると、最後までスワイプしてもらいやすくなります。
④ 最後は「保存したくなる」まとめで終える
最後のページには、内容のまとめを入れます。見返したくなるまとめがあると、保存につながりやすくなります。
⑤ 音楽はアプリから直接つける
カルーセルに音楽をつけたいときは、Instagramのアプリから投稿するときに選びます。予約投稿ツールでは、Instagramの音楽をつけられない場合があるので注意してください。
「カルーセル投稿を、Canvaで一から作ってみたい!」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください!

大事なのは「何のために発信するのか」
ここまで、フィード投稿の可能性についてお伝えしてきました。
ただ、一番大事なのは、「リールかフィードか」より先に、「何のために発信するのか」を決めることです。
- たくさんの人に知ってもらいたい → リールも取り入れる
- 自分の商品やサービスを、じっくり知ってもらいたい → 情報を整理して伝えるカルーセルを軸にする
- 撮影や動画編集が負担で続かない → まずはカルーセルで、続けられる形をつくる
インスタの仕組みは、これからも変わっていきます。「リールじゃないと伸びない」といった噂にふり回されるより、公式の情報をキャッチして、自分の目的に合った運用を選ぶことが、長く続けるコツです。
「インスタ運用の目的やゴールを、しっかり決めたい!」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください!

よくある質問
Q. リールはもう投稿しなくてもいいですか?
やめる必要はありません。リールは今も、フォロワー以外に届きやすい投稿です。ただ、リールが負担で発信そのものが止まってしまうなら、カルーセルを軸にするのも1つの選択です。続けられる形を選びましょう。
Q. カルーセルは何枚にすればいいですか?
カルーセルは最大20枚まで投稿できます。ただ、枚数を増やすことより、1枚1メッセージで、最後まで読みやすいことのほうが大切です。まずは内容に合った枚数で作ってみてください。
Q. 1枚だけの写真投稿でも、フォロワー以外に届きますか?
届く可能性はあります。フィードのおすすめや発見タブには、1枚の写真投稿も表示されます。ただ、2枚目から再表示される仕組みはカルーセルだけなので、情報を伝える投稿ならカルーセルがおすすめです。
まとめ
- 「リール一強」と言われるのは、リールタブの大半がフォロー外の投稿だから
- でもフィードにも、フォロー外の「おすすめ投稿」が表示されている
- 2026年4月の発表で、写真・カルーセルも「おすすめ」の対象として扱われていることが分かる
- カルーセルは、スルーされても2枚目から再表示されることがある
- 音楽をつけたカルーセルは、リールタブにも表示される対象になる
- 大事なのは「何のために発信するのか」を決めて、目的に合った運用を選ぶこと
撮影や動画編集が苦手でも、デザインの力で、インスタはちゃんと伸ばしていけます。リールが続かなくて悩んでいる方は、ぜひカルーセル投稿から始めてみてください。
実際の投稿で、デザインを見てみてください
カルーセル投稿のデザインは、文字で読むより、実際に並んでいる投稿を見るほうがずっと早く身につきます。
私のInstagram(@_ulidesign_)では、Canvaで作るインスタデザインを、実際の画面を見せながら発信しています。「この投稿はなぜスワイプしたくなるのか」「なぜ保存したくなるのか」を意識しながら見てもらうと、自分の投稿づくりのヒントが見つかるはずです。
インスタデザインを基礎からしっかり身につけて、反応のある投稿を作りたい方は、私が運営しているインスタデザインの講座 Insta Design Right(インスタデザインライト) で、くわしくお伝えしています。
「プロフィールのいちばん上に、バナーを置きたい!」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください!

参考にした情報
- Instagram公式「Instagram Ranking Explained」(2023年5月31日)
- Instagram Creators公式ブログ「Rewarding Original Creators on Instagram」(2026年4月30日)
- 音楽付きカルーセル・写真のリールタブ表示について(Instagram公式Threadsの発表を紹介した記事・2024年10月18日)
- カルーセルの2枚目からの再表示について(モセリ氏の発言を紹介した投稿・2024年10月)


