「リールを出しているけど、最後まで見てもらえない」
「テンポのいい動画って、どう作ればいいの?」
こんにちは、ソンイです。Canvaで作るインスタデザインの講座を主宰しながら、Instagramで発信を続けています。
今回は、いつも一緒にお仕事をしている動画編集者の香織さんと、最後まで見られるリールの作り方について対談しました。
今回お話を聞いた人|動画編集者・香織さん
香織さんは、リール(ショート動画)の編集を中心に活動している動画編集者です。
香織さんは今、どんな動画を編集しているんですか?
今はもう、もっぱらリールばかりですね。たまにYouTubeもありますけど、月に3〜4本くらいで、ほぼショート動画です。ショート動画のほうが好きなので。
リールの編集で、特に大事にしていることは何ですか?
クライアントさんありきのものなので、クライアントさんの「こうしたい」をしっかり形にすることが、いちばん大事だと思っています。
私は、モデリング先(参考にしたいアカウントや動画)をよく聞くんです。1つでなくても大丈夫で、2つでも3つでもいいんです。そのどこがいいと思っているのかを、私なりに一度解釈して「こういうことですか?」と聞きます。「そうそう」というものもあれば、「そこではなくて、こっちだった」というものもあります。それをもとに作っていく感じです。
最後まで見られるリールは「最初の3秒」が違う

最後まで見られるリールと、途中で離れられるリールは、どこが違うと思いますか?
私は「最初の3秒が大事だよ」とよく言うんですけど、その3秒に、最後までこの動画を見る理由を入れるべきだと思っています。
ソンイさんの動画も、最初に「こういうデザインが作れるよ、見てね」と言うじゃないですか。この動画を見たら、こういうデザインが作れるんだ、ということを、しっかり3秒で伝える。それが大事だと思っています。
確かにそうですね。最初からだらだらと、結論を言わずに話し始めている人は多いですよね。
そうなんですよ。その3秒で、やっぱり結論を言うべきだなと思います。
「3番目」まで見たくなる言い方
たとえば、
3つ言います。3番目は、いちばんみんなが間違っていることです。
と言えば、とりあえず3番目までは見ておこう、という気持ちになりますよね。「なぜこの動画を最後まで見る必要があるのか」を、最初の3秒に入れるのがいいと思います。
ここがポイント
- 最初の3秒に「最後まで見る理由」を入れる
- 結論や「この動画で何が分かるか」を先に言う
- 「3つ言います。3番目は〜」のように、最後まで見たくなる予告を入れる
最初の1〜2秒は「いらない言葉」を削る
少し付け足すと、動画を撮るとき、最初に「んー」とか「ま」とか、いらない言葉を言っていると思うんです。最初の1〜2秒は、そこをいかにカットしていくかが大事だと思っています。
私は、最初はかなり詰め詰めにカットすることもあります。もう少しで言葉が重なってしまうのでは、というくらいまで詰めます。ショート動画はテンポが大事なので。
ただ、その人の話し方もあるので、詰めすぎるとその人らしさがなくなってしまうときは、そこまで極端にはしません。「あー」「えー」のような、なくても通じる言葉や間は、極力カットするようにしています。
速さの調整は「1.2倍まで」
動画によっては、速さを調整したほうがいいものもありますか?少し速くする、とか。
ありますね。社長さんが説明しているような動画を、だらだら説明されても聞かなくなってしまうので、そういうものは1.1倍とか1.2倍とか、不自然じゃない程度に速めます。
1.5倍などは、やりすぎですか?
1.5倍はやらないですね。やっても1.2倍までですね。1.5倍だと、単語がつぶれるものも出てきます。それ以上速くすると、その人らしさがなくなっていく感じがするんです。少し機械的になるというか。
動画では早口なのに、実際に会ったらとてもゆっくり話す方だった、ということもありますよね。
そのギャップは、ちょっと違うかなと思っています。
ここがポイント
- 最初の1〜2秒は、「んー」「えー」などのいらない言葉と間を削る
- ただし詰めすぎて、その人らしさを消さない
- 説明系の動画は1.1〜1.2倍まで。1.5倍は単語がつぶれて機械的になる
テロップは「何を見せたいか」で決める

テロップを入れるときのコツはありますか?
何を見せたいかによって、テロップの入れ方は変わると思っています。
文字を見せたいのであれば、やはり大きく入れるべきです。そうではなく、素材(映像)を見せたいのであれば、テロップはかなり小さくします。大事だなと思うところだけ大きくしたり、色を変えたりするくらいでいいと思っています。
何が正解ということはないんですけど、その動画で言葉を見せたいのか、映像を見せたいのかで選んでいくのがいいんじゃないかなと。
ビジネス系なら、しっかりテロップを見せて、何を話しているのか、このリールで何を強調したいのかが、テロップで表現できるようにします。暮らし系なら、本当にやさしく入っているくらいのほうがいいと思います。
暮らしの世界観が大事ですもんね。
そこに補足するだけ、という感じのほうがいいかなと思います。
ジャンルとモデリング先から逆算する
まずは、自分が何のジャンルなのか。そのジャンルにはどういう動画が多いのか。さっきのモデリング先じゃないですけど、最終的にどういうものを作りたいのか、というところから逆算して、テロップを考えていくといいんじゃないかなと思っています。
ここがポイント
| 見せたいもの | テロップの入れ方 |
|---|---|
| 言葉(話の中身) | 大きく、しっかり見せる |
| 映像(素材・世界観) | 小さく控えめに。大事なところだけ大きくしたり、色を変えたりする |
対談を終えて|ソンイから
香織さんのお話でいちばん印象に残ったのは、テクニックの前に「何を見せたいか」「その人らしさ」を大事にしていることでした。
- 最初の3秒に「最後まで見る理由」を入れる
- 最初の1〜2秒は、いらない言葉を削る。でも、その人らしさは残す
- 速さの調整は1.2倍まで
- テロップは「言葉を見せたいか、映像を見せたいか」で決める
- ジャンルとモデリング先から逆算して作る
リールの表紙(カバー画像)や、投稿のデザインもあわせて整えると、アカウント全体の印象がそろいます。
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