「スマホで撮ると、なんだか素人っぽい写真になる」
「おしゃれだと思って撮ったのに、投稿してみるとピンとこない」
こんにちは、ソンイです。Canvaで作るインスタデザインの講座を主宰しながら、Instagramで発信を続けています。
インスタの投稿は、デザインだけでなく中に入れる写真で印象が大きく変わります。今回は、年間およそ1万人を撮影しているカメラマンの千恵さんと、スマホだけでできる写真のコツについて対談しました。
今回お話を聞いた人|カメラマン・千恵さん
千恵さんは、子どものスナップ写真をはじめ、プロフィール写真、Webサイト用の撮影、家族写真、カップル写真など、人を中心にさまざまな撮影をしているカメラマンです。撮影する人数は、年間でおよそ1万人にのぼります。
スマホで写真がよくなる3つのコツ

スマホだけでも写真がぐっとよくなるコツを、3つ教えてください。
まずは、水平・垂直が大事なので、カメラの設定画面からグリッド線を出しましょう。これが1つ目です。
2つ目は、ピントです。みなさん、ピントをなんとなく決めてしまいがちなんです。何を見せたいかを決めて、そこにしっかりピントを合わせることです。
3つ目は、主役を決めて、その主役がいちばん大きく写るようにすることです。
この3つを押さえていれば、そこまでおかしな写真にはならないはずです。
第三者がぱっと見て、「これを撮りたかったんだな」と分かればいい、ということですか?
そうです。
ここがポイント
| コツ | やること |
|---|---|
| ① グリッド線を出す | カメラの設定でグリッド線をオンにして、水平・垂直をそろえる |
| ② ピントを決める | 何を見せたいかを決めて、そこにピントを合わせる |
| ③ 主役をいちばん大きく | 主役を決めて、主役がいちばん大きく写るようにする |
「何を撮りたいか」を言葉にしてから撮る
もっと具体的にいうと、たとえば「クリームソーダを撮りたい」というとき、クリームソーダの何を撮りたいのか、ということなんです。
上にのったアイスを撮りたいのか、ソーダのしゅわしゅわしたシズル感を撮りたいのか、それとも、お店の雰囲気に合っているクリームソーダを撮りたいのか。それによって、主役をどう置くかが変わってきます。
主題は何なのかが考えられていれば、あまりおかしなことにはなりません。
なんとなく「この雰囲気がおしゃれだから撮りたい」という人って、全部入れようとしてしまいますよね。
そうなんです。何がおしゃれだと思ったのか、ということなんです。
言語化ですね。何事も言語化が大事ですね。
ここがポイント
- 「なんとなくおしゃれ」で撮ると、全部入れようとしてしまう
- 何を撮りたいのか(主題)を言葉にしてから撮る
光は「午前中」と「斜め」がいちばん失敗しない

光は、窓や時間帯なども含めて、どこから当てるといいですか?
何を撮るかにもよりますけど、たとえば人を外で撮るなら、朝の光がいちばんきれいです。目安は朝9時ごろまでです。10時、11時になってくると、昼の光に変わっていきます。
冬は太陽が低いので、肌の色などが意外ときれいに出にくいこともあります。
夕方もきれいじゃないですか?
夕方もきれいです。でも、夕方はテクニックが必要になります。無駄にコントラストが強くなったり、暗い部分が黒くつぶれたりしやすいんです。撮れる人が撮らないと、失敗しやすい時間帯ですね。
一般の人が、難しいことを考えずにきれいに撮れるのは、朝の時間帯だと思います。これは動画も同じです。
光は、斜めから当てる
人を撮るなら、太陽の光を斜めから当てるのが基本です。顔は、自分の利き顔(写りがいいと思う側)で大丈夫です。反対側が暗くなりすぎるときは、天井や壁に反射させた弱い光を、補助として使います。
初心者が、シンプルにきれいに撮りたいときは、どうしたらいいですか?
午前中の外で、斜め横から光を当ててください。または、部屋の中でも午前中の光がしっかり入るところで撮りましょう。そのときは、部屋の電気はつけないでください。窓からの光だけで撮るのが、いちばんきれいです。
ここがポイント
- 外で撮るなら朝9時ごろまで。夕方はテクニックが必要
- 光は斜めから。反対側が暗いときは、壁や天井に反射した弱い光で補う
- 部屋の中なら、電気を消して窓の光だけで撮る
- 動画を撮るときも同じ
スマホでやりがちな失敗は「歪み」
スマホで撮るとき、やりがちな失敗は何ですか?
まず、歪むことですね(笑)。
カフェなどで歪ませたくなかったら、ズームを1.5〜1.8倍に設定してください。2倍ではないです。2倍まで上げると、カフェでは被写体との距離をとるのが大変になるので、1.5〜1.8倍で十分です。それだけで、歪みは多少ましになります。
スマホって、なぜかすごく広い範囲が写りますよね。
そうなんです。1.5〜1.8倍くらいで、ようやく人の目で見た感じに近くなります。
覚えておきます。とても役に立つ豆知識ですね。
高さのあるものは、横から撮る
撮影の合間に、テーブルの上のカップを撮りながら、こんなお話もしてくれました。
高さのあるものは、基本、横から撮ると思っておくと楽です。高さのあるものを上から撮ると、ぎゅっと縮んで見えてしまうので。
みなさん、そこを気にせずに撮っていますよね。
一般の人は、たぶん違和感を感じていないんです。でも、その違和感がいちばん重要なんですけどね。
デザインもそうです。細かいところの、1mmの積み重ね。そこに気づかないと、結局「なんでもいいや」になってしまうんです。
対談を終えて|ソンイから
千恵さんのお話は、どれも今日からスマホで試せることばかりでした。
- スマホのコツは「グリッド線」「ピント」「主役をいちばん大きく」の3つ
- 何を撮りたいのかを、言葉にしてから撮る
- 外なら朝9時ごろまで。光は斜めから
- 部屋の中は、電気を消して窓の光だけで
- ズームは1.5〜1.8倍にすると、歪みがましになる
- 高さのあるものは、上からではなく横から
撮った写真をインスタの投稿にするときは、デザインの基本ルールもあわせて押さえておくと、伝わり方がぐっと変わります。
「インスタデザインの基本ルールを知りたい!」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください!

「撮った写真で、初投稿を作ってみたい!」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください!

プロフィール写真の撮り方は、千恵さんとの別の対談でくわしく聞いています。
「インスタのプロフィール写真の撮り方を知りたい!」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください!

実際の投稿で、デザインと見せ方を見てみてください
写真をどう投稿に入れるかは、実際に並んでいる投稿を見るほうがずっと早く身につきます。
私のInstagram(@_ulidesign_)では、Canvaで作るインスタデザインを、実際の画面を見せながら発信しています。
インスタデザインを基礎からしっかり身につけて、反応のある投稿を作りたい方は、私が運営しているインスタデザインの講座 Insta Design Right(インスタデザインライト) で、くわしくお伝えしています。


