「アイコン、とりあえず自撮りにしているけど、これでいいのかな」
「顔は出したくない。でも、イラストじゃなくて写真を使いたい」
こんにちは、ソンイです。Canvaで作るインスタデザインの講座を主宰しながら、Instagramで発信を続けています。
私も今のアカウントを始めたときは、アイコンを自撮りにしていました。後からプロに撮ってもらって、本当によかったと思っています。
今回は、いつも一緒にお仕事をしているカメラマンの千恵さんと、インスタのプロフィール写真について対談しました。プロが見ている「伝わるアイコン」と「伝わらないアイコン」の違いを、たっぷり聞いています。
今回お話を聞いた人|カメラマン・千恵さん
千恵さんは、子どものスナップ写真をはじめ、プロフィール写真、Webサイト用の撮影、家族写真、カップル写真など、人を中心にさまざまな撮影をしているカメラマンです。撮影する人数は、年間でおよそ1万人にのぼります。
千恵さんは今、どんな撮影をしているんですか?
数でいうと、子どものスナップ写真が半分くらいです。あとはプロフィール写真やサイト用の撮影、家族写真、カップル写真など、人を撮るものなら何でも、という感じですね。年間でいうと、たぶん1万人くらいは撮っていると思います。
1万人!本当にたくさん撮っていらっしゃるんですね。
プロフィール写真でいちばん大事なのは「何をやっている人か分かること」

プロの目線で、インスタのプロフィール写真でいちばん大事なことは何だと思いますか?
何をやっている人か分かることです。分からない人が多すぎます。
会社のロゴを使う人もいますけど、そのロゴがお客様にきちんと知られているものでなければ、意味がないんですよ。
確かに、大事ですね。
たとえば、タロット占いをしている人が、椅子に座っていて、机の上にタロットカードが置いてあるだけの写真があるとします。それだと、椅子に座っていることは分かるけど、何をやっている人かは分からないですよね。ただでさえ、アイコンは小さいですから。
それなら、タロットカードを胸元まで持ってきてください、ということなんです。
確かに、そういう方はいますね。
あの小さな丸の中では、小さく置かれたものは絶対に伝わりません。だから、いかにシンプルに「何をやっている人か」を伝えるか。どういう目的でSNSを使うのかを、動画よりもさらに絞って絞って、ブランディングする必要があるんです。
足すのではなく「引いて、何を残すか」
すごく難しいですよね。足せないから、引くしかないですもんね。
足してはいけません。絶対に足してはダメです。
引いて、引いて、引いて、最後に何を残すかってことですよね。
ここがポイント
- アイコンは「何をやっている人か」が分かることがいちばん大事
- 小さな丸の中では、小さく置いたものは伝わらない。見せたいものは胸元まで持ってくる
- 足すのではなく、引いて引いて「何を残すか」を決める
顔を出したくない人は「仕事道具」を写す
中には、顔出しはしたくない方もいますよね。顔は出したくないけど、イラストじゃなくて写真を使いたい、という方です。
私がまさにそうですよ。アイコンはカメラを持っている写真で、顔は見えていません。仕事道具さえ分かれば、本人が出てくる必要はないんです。
料理のアカウントなら、フライパンで顔を隠している人もいますよね。フライパンを持っていれば、少なくとも料理の人だとは分かります。エプロンの肩ひもが見えるだけでも、なんとなく料理なんだろうなと分かります。手元だけでもいいですし、何でもいいんです。でも、何の人かは分からないといけません。あの小さい丸の中で、どう表現するかです。
ここがポイント
| 発信のジャンル | 写すとよいもの(例) |
|---|---|
| カメラマン | カメラ |
| 料理 | フライパン、エプロンの肩ひも |
| 手を使う仕事 | 手元 |
自撮りとプロの写真、いちばんの違いは「第三者の目線」
なんとなく選んだ自撮りと、プロが撮った写真では、見る人への伝わり方はどう変わりますか?
厳しいことを言うと、第三者の目線かどうかだと思います。
自撮りは、あくまで自分が満足した写真でしかないんです。第三者が見て伝わる写真かどうかを、自分で判断するのはとても難しいんです。カメラをきちんとセットして、離れたところからシャッターを押すくらいのレベルでない限り、厳しいと思います。
自己満足になってしまうんですね。
そうなんです。結局、SNSを見るのは第三者なんです。
服の色と背景は「はっきり見えるか」で選ぶ
その次の質問にもつながりますね。表情、服の色、背景は、どう選ぶといいですか?
ここも、第三者が見て分かるかどうかです。
たとえば、白い背景に、白やピンクのような淡い色の服を合わせると、せっかく本人ははっきりした印象の人なのに、写真では印象がぼやけてしまうんです。とてももったいないです。プロだと分かりますが、そうでない方にはなかなか伝わらないところですね。
背景が白なら、濃い色の服のほうがいいということですよね。
そうです。赤やネイビー、黒でもいいくらいです。
写真は「明るすぎ」に注意
もうひとつ、明るさも大事です。暗めに撮っておけば、後から明るくはできます。でも、明るく撮りすぎて白く飛んだ部分は、暗く戻せないんです。
一般の人だと、明るいか暗いかの感覚も分かりにくいですよね。
もっと難しいのが、SNSはみんな自分のスマホで見ることです。画面の明るさって、人によって違うじゃないですか。少し明るめに設定している人の画面だと、明るく撮った写真は白く飛んでしまいます。しかも、それに気づけないんです。
プロが撮れば、どの明るさで見ても飛ばない色を残せます。そこが分からないと、特に小さなアイコンの中では、ぼやっとした印象になってしまいます。
ここがポイント
- 白い背景に淡い色の服は、印象がぼやける。背景が白なら濃い色の服を
- 暗い写真は後から明るくできるが、白く飛んだ写真は戻せない
- 見る人のスマホの明るさはバラバラ。明るく撮りすぎない
加工しすぎない写真がいい理由は「歪み」

加工しすぎない、自然体の写真がいいと言われるのはなぜでしょう?
まず、歪みます。
カメラマンの基本中の基本に、水平・垂直をそろえるというのがありますよね。背景や人が歪んでいると、見ている人は、ジェットコースターに乗りながら写真を見ているような感覚になるんです。
スマホの端っこに顔がいって、びよんと伸びている写真などもありますね。
そうすると、本当に伝えたいブランディングが伝わらなくなります。100%伝わるはずだったものが、歪みで80%になり、加工で50%になりと、どんどん落ちていくんです。
目で見て分からないくらいの、違和感のない補正って、毎日何百枚も編集しているカメラマンでも加減に悩むんです。それを、スマホアプリの加工でできるかというと、できません。アプリは、そういう細かいところまではやってくれないので。
アイコンは小さいからこそ、ちょっとの歪みが目立つんですよね。主役がはっきりしている分、背景でごまかせないんですね。
逆に、カメラマンが撮れば、たとえば小顔に見せたいなら、小顔に見える角度で撮れます。下からあおればお顔は大きく写りますし、上からだとつぶれて見えます。正しい位置から撮れば、すっきり見えるんです。それを後から加工でどうにかしようとすると、また歪むんです。
対談を終えて|ソンイから
千恵さんのお話を聞いて、改めて「アイコンは引き算」だと感じました。
- 何の人かを、ひとことで決める
- それが伝わる仕事道具や見せ方を選ぶ
- 背景と服の色がはっきり分かれる組み合わせにする
- 明るくしすぎない、歪ませない
この順番で考えるだけでも、アイコンの伝わり方はぐっと変わります。
アイコンを整えたら、プロフィール全体も見直してみてください。
「アカウントを作ったら、最初に何を整えればいいか知りたい!」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください!
▶ インスタの始め方と、最初の10投稿までにやることを解説!

実際の投稿で、デザインと見せ方を見てみてください
プロフィールや投稿の見せ方は、文字で読むより、実際に並んでいる投稿を見るほうがずっと早く身につきます。
私のInstagram(@_ulidesign_)では、Canvaで作るインスタデザインを、実際の画面を見せながら発信しています。
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